様々な人間模様を後部座席に乗せて走る大阪のタクシー運ちゃん、今日もゆく

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6/29と30のセミナーに両日登壇させてもらうため大阪に滞在し、6/30にマンションを解約して東京都民になります。

大阪では色んな人にお世話になったり、だまされたり、と、人間的に大きな経験ってやつをさせてもらいました。
大阪で最後に笑ってしまった話をふたつほど。
私はスーパー銭湯にいくのが好きです、週に1回は行っています。
29日の夜、セミナーが終わったあとに行くと決めていたスーパー銭湯へ行こうとタクシーを捕まえ、運ちゃんとの会話。
私:「鶴橋の先にパチンコ123があってその先にあるスーパー銭湯まで」
運ちゃん:「はいはい…あ?風呂行くんかぃな」
私:(ええやろ別に、プライベートやんか)
私:「運転手さん、大阪って最近寒くなかったですか?」
運ちゃん:「そうやなあ、そういえばそうやったなあ、お兄ちゃんたちどこの人なん?」
私:「いや、今まで大阪に住んでたんですけど仕事で東京に転勤なんですよ、ここちょっとだけ留守にしてて」
運ちゃん:「おおお!!!ホンマか!?東京か?どこに住むん?」
私:「東中野です」
運ちゃん:「ああ…知らんな」
私:(ズルっ)
運ちゃん:「それは東京のどの辺なんかい?」
私:「新宿から2駅目なんですよ」
運ちゃん:「ああ…わからんなあ」
私:(笑…だったら聞くなよ)
運ちゃん:「いや、銀座の近くとか六本木の近くとかって言ってくれたらわかるねんけどなあ〜」
私:「東京で他に知っているとこ、ありますか?」
運ちゃん:「知らんな」(私:多分説明しても分からんだろうなあ)
〜 鶴橋駅前渋滞中 〜
運ちゃん:「ちっ!あ〜おっちゃんもうこんな渋滞待ってられへん!割増代で運賃見たる(値引く)から遠回りさせてな」
(お、おいおい〜ハンドルをぐるぐる…客に了解を得る前に運ちゃん勝手に進路変更!)
〜 それから運ちゃんと世間話、この運ちゃん、どうやら一度夜逃げをしたことがあるらしい 〜
この人みたいに長い人生における苦い経験をされると、時として他人の気持ちくらい簡単に見透かすことなんて簡単なのかもしれません。
確かにそのまま客の言う通り決められた道を無難に渋滞を待ち続けるのではなく、こうしたら結果を得られるだろう、と客を自らリードするくらいの度量と判断力が結果的に仕事の質を上げるんだ、と。
これは私達の仕事でも同じで、クライアントが赤が好きだから赤に従うんじゃなくて、自分の答えが結果的に幸せだということを理解させる行動をとるべきで、理由なく従うだけならプロの仕事とは言えないわけです。
もちろんさじ加減も必要で、経験が浅いと時として望まない結果を客に与えてしまうだろう。
でもこんなブレない生き方ってありだね。
次の日もタクシーに乗った。
今度は朝のさわやかな天気の下、運ちゃんは多分60代くらいの男性。
運ちゃん:「このあたりは色んな人が乗ってくるんですけどね」(場所は大阪ミナミ)
運ちゃん:「私ね、こないだ乗車された女性のお客さんに口説かれたんですよ、でもね、お年が90歳くらいの女性だったんですよ。」
私:「…そ、それはまたお元気ですね(まさか、アンタ…)」
運ちゃん:「男性がいないとダメらしいんです、最近長年連れ添った旦那さんが亡くなられたというのですよ。」
運ちゃん:「でも、嬉しいですよ、それでも女性に好かれるなんて。」
私:「そうですね、わかります(で、どうしたん、そのあと)」
運ちゃん:「さすがに私もお断りしましたよ、やはり相手を本当に好きでないと愛するというのは難しいことなんです」
私:(断ったか…)
運ちゃん:「私ね、酸いも甘いも知り尽くした人が好きなんですよ、そんな人にね裸のままエプロン姿がですねえ…」
私:「そ、それは男性としてまあ、分からなくもないですね」(コラああああーーーーーっ!)
自分をコレでもか?とさらけ出す気性というか。
特にこんな街では、タクシーの運ちゃんとは人間のどこまでも非常識な素っ裸の内面を後部座席に乗せて走る職業。
いろんな人間を見てるだろうなあ、私が触れてきた色んな人間以上に多彩な趣味趣向や人生観などを持った人たちを。
だから運ちゃんって少々のことでは動じないもんなんですね、そんな身の上話も平気で話す大阪の運ちゃん。
本当に人に自分を知ってもらうということは、どれだけさらけ出せるかということだろうが、大抵の人は初対面だと格好付けてしまう。
どう捉えられるかは別として、さらけ出すとはっきりした自分が相手に映るかも。
やはりそんな風に映ってしまいがちな大阪の街や人、結構好きです。
10年間どうもありがとう、またちょくちょく遊びに(仕事に)いきます。

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