テクニカルなセミナーでテクニカルじゃないことを話します

画像:セミナー告知サイトのスクリーンショット

日本Webデザイナーズ協会株式会社インヴォーグが主催するセミナーに登壇することになりました。

開催は2/2(土)に大阪、2/23(土)に東京です。
無料なので空いてる方はぜひどうぞ、詳細はこちら!
ちなみにインヴォーグは私がテクニカルアドバイザーでありCTOとして就任しているWeb制作会社です。
主にチームのワークフロー改善や技術研究などで参加しています。
私のセッションタイトルは「HTML5な今日この頃に贈る、Webデザイナーこれからの生きる道」と題しました。
これだけWebブラウザでできることが増える中で、エンジニアではなくデザイナーがどう考えて技術と向き合っていくべきか?について、テクニカルアドバイザーとして逆に学んだことを交えてお話ししたいと思います。
対象は学生さん、Webデザイナーさん、非エンジニアの方でWeb制作に関わる方という割と入門的なレベルで、テクニカルな知識はなく、HTML5などについてあまりよくわからないという方に来ていただけたらと思います。
あと、別セッションのFlashデベロッパの荒井さんとAdobe AIRでつくった海遊館アプリ「Ikesu」の苦労話についてもちょっとお話するかもしれません。(これは時間があればです)
というわけで結局セミナー告知になってしまいますが、以下のような内容をキーノートにしたいと考えています、ご参考にまで。

デザイナーとHTML5技術の向き合い方

HTML5は従来のHTMLとくらべてよりアプリのようなことができると言われていますが、そういうと「どうせJavaScriptとかエンジニア向けのスキルが要るんでしょ?」と思われるんですが、そうではありません。
このセッションがこれからの案件で関わることになるだろうブラウザの新しいHTML5という技術をどう使い、ユーザに届けるデザインを考えるか?
というテーマでプログラミングスキルがない方に参考になればと思います。
実際にあった「比較的簡単」なHTML5案件を経験に、カタチを変えて紹介していきたいと思います。

デザイナーの定義を考え直そう

コーディングスキルや支援ツール、CSSプリプロセッサによる効率化やグラフィック制作のためのアプリケーションスキルは私は大事だと考えています。
今の制作現場がどうしてもそのあたりを強調し必要としているように思えますので、やはりこれからデザイナーを目指す方はそういった方向ばかり向きがちなのですが、カタチの見えない「ユーザ行動のデザイン」をどう考えるか?について、あるサンプルを用いて考えてもらおうと思います。
実はデザイナーとして第一に必要なスキルなんだということで。

無駄な時間ばかり過ぎる社内勉強会の参考になれば

制作会社のアドバイザーをやっているとこういうシーンを見かけます。
言語の違うディレクターやデザイナーやエンジニアがそれぞれの言語で社内勉強会をやってナレッジを共有しようとしていますが、これはほとんど意味がありません。
あるエンジニアがソースコードを見せて仕様の解説をデザイナーの前でやったり、あるデザイナーが海外のデザインの流行を紹介するがそのメリットに触れないということは、ちょっとした知識の仕入れにはなるかもしれませんが、それだけでは費用対効果を理由に社内勉強会は持続できないところが多いようです。
なぜか?という理由を考えればわかります。
目的はチームの強化なのに、強化しないことに時間と労力を使う意味がないからです。
なのでこのセッションでは「ブラウザにこんな機能が付くとして、どんなWebサイトを提案しますか?」といった考えで色々な立場の人が意見を出し合うという方法を制作現場に提案したいと思います。

JavaScriptはデザインによる解決法のひとつ

「デザインとは見た目ではなく、設計だ」と言う人が増えてますが、私はJavaScriptの実装というのはユーザ行動をデザインするうえでの解決方法の一つ、つまりこれもデザインと考えています。
ユーザの欲求に対しインターフェイスはデータを提供します。
視覚的にわかりやすいレイアウトにするデザインの解決法があるとしたら、制御(JavaScript)によるデザインの解決方法もあります。
ではデザイナーはJavaScriptを覚えるべきか?と聞かれます。
しかし「デザイナーが何を目指すか?」が重要なので、そういう意味でのスキルは必須ではないと考えています。
チームで作り上げられるため、その目的に見合い、デザイナー自身が無理のないスキルアップを目指すということはエンジニアのマネをするのではなくエンジニアと協業できるスキルを覚えるということが特にこれからは大事と考えています。
と、色々書きましたが興味ある方はどなたでもどうぞ!